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News2008【自社株買い相次ぐ】

県内上場企業、株価下支えで自社株買い相次ぐ

 世界的な金融危機の影響で株価が大きく下落していることから、県内上場企業が、自社株買いを相次いで進めている。株価の下支えが主な狙いで、金庫株として当面保有する企業が多く、将来消却して発行済み株式総数を減らし、「1株当たりの利益」などの指標改善につなげることも可能。株価の暴落を受け、政府は自社株買いの1日当たりの買い付け数量などの規制を緩和しており、各社の取り組みの「追い風」になるとみられる。

 KOA(伊那市)は、発行済み株式総数の6・9%の300万株、15億円を上限に自社株買いを進めている。10月上旬、一時400円を割った同社の株価はその後上昇傾向で、12日の終値は552円。しかし、今年3月末から22・9%下落した水準だ。同社総務センターは「株価はまだ不本意なレベル。株価を下支えすることで、株主還元にもつながる」とする。

 ミネベア(北佐久郡御代田町)も10月末、初の自社株買いを発表。同社株価の12日の終値は315円で、3月末から45・7%下落。12月16日までに、発行済み株式総数の2・5%の1000万株、35億円を上限に買い取る方針だ。製造業ではこのほか、キョウデン(上伊那郡箕輪町)、竹内製作所(埴科郡坂城町)、アピックヤマダ(千曲市)も自社株買いを進めている。

 一方、非製造業では、サンリン(東筑摩郡山形村)、守谷商会(長野市)が、市場の取引時間外に、特定の株主から自社株を取得した。

 上場企業による自社株買いは、相場操縦防止を狙いに、1日当たりの買い付け数量の上限が「直近4週間の平均売買高の25%」と内閣府令で定められているが、株安を受けて政府は年末まで「平均売買高の100%」に緩和している。

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